モミジイチゴは、バラ科キイチゴ属の落葉低木です。葉がモミジのように掌状に裂けることが名前の由来で、春に白い花を下向きにつけ、初夏には小さな粒が集まった果実が橙黄色に熟します。日当たりのある林縁や山道沿い、伐採跡などで見られます。
- よみ
もみじいちご
- 分類
バラ科キイチゴ属
- 概要
モミジの葉に似た掌状の葉をもつ落葉低木。春に白い花を咲かせ、初夏に橙黄色の集合果をつける。枝には棘がある。
- 見分け方
葉は互生し、掌状に3〜5裂して縁に鋸歯がある。花は白い5弁花で下向きにつく。果実は多数の小果が集まった集合果で、熟すと橙黄色になる。枝や葉柄の棘も手がかりになる。
- 似ている種類
ナガバノモミジイチゴ、クマイチゴ、ニガイチゴ、カジイチゴなど。ナガバノモミジイチゴは葉の中央裂片がより細長い傾向がある。葉形、花の向き、果実色、枝の棘、分布を合わせて確認する。
- 観察できる時期
葉と枝は春から秋。花は主に春、果実は主に5〜7月。
- 観察できる環境
日当たりのよい林縁、雑木林、山道沿い、伐採跡、斜面など。
- 季節ごとの差異
春:白い花を下向きにつける。
初夏〜梅雨:果実が橙黄色に熟す。
夏:葉が茂り、枝が伸びる。
秋:葉が色づき、落葉へ向かう。
冬:落葉し、棘のある枝が残る。- 注意点
枝や葉柄に棘があるため、観察・採取時は手や衣服を傷つけないよう注意する。果実は利用されることがあるが、写真だけで食用判断をせず、似た植物との区別、土地所有者の許可、採取禁止区域、農薬や動物由来の汚染を確認する。不明な実は食べない。