放課後ていぼう日誌が面白くて大人買いしてしまった

放課後ていぼう日誌』ってのが今度アニメ化されるそうだ。

正直、存在を知らなかった。ちょっと調べてみると、どうやら

「女子高生が部活で釣りする」

という内容らしい。

おっさんアングラーからすると、釣り場の男女比率98:2くらいが現実ってのを知ってるので、女子高生が釣り場でキャッキャウフフなんてあり得ないのは十分に理解している。

けどマンガというのはそういうファンタジーを楽しむ物なのだ。野暮なことは言いっこなし。作者のTwitterで3話まで公開されてるので読んでみたら面白そうだったのでKindleで全巻買ってみた。

といってもまだ4巻までしかでてないのでお財布にもやさしい。釣りキチ三平を大人買いするのとは訳が違うぜ。

関東から父親の故郷である九州の芦方町海辺に越して来たばかりの鶴木陽渚。折りしも高校生になったばかりの彼女は、持ち前の手先の器用さを生かし、手芸部で楽しい高校生活を送ろうと考えていた。しかし堤防で「ていぼう部」部長の黒岩と出会ったことで状況が一変。評判・知名度ともに最低で(父親の高校時代には知られていたようだが)存続が危ぶまれていたこともあって、なし崩しに陽渚は勧誘されてしまう。生来、生き物が苦手で釣りの経験もない彼女にとって、まさに不本意と言うべき展開であったが、黒岩や部員たちとの活動を経て、次第に釣りの奥深さを実感していくことになる。

ウィキペディア

というストーリー。

色々突っ込み所はある。高校に釣り部なんてあったら男子高校生に大人気…とまではいわずとも、そこそこ人気あるだろう。

それが女子高生だけしか部員がいないだなんて、そんなことありえ…いや、いいんだ。女子高生だけの方がいいに決まってるんだ。ムサい野郎が釣りするマンガが見たければ選択肢なんていくらでもあるんだ。俺はコレを求めていたんだ。

だいたいゆるキャン△だって女子高生が原付でオフシーズンのマイナーキャンプ場で完ソロなんてありえないからな。でもそれでいいんだよな。

実際読んでみると、釣りの描写についてはかなりしっかりしてる。これは間違いなく、作者は釣りキチだ。 魚紳さんだ。

そしてお約束ともいえる主人公の虫嫌いは押さえている。フナムシ、イソメ、無理だよな。知人にいる唯一の女性アングラー、釣り好きなんだけど虫エサだめでルアー釣りメインにしてる。そもそもだが投げ釣りしたいけど長物の投げ竿を振り切れないらしい。(かなり小柄な人)

あとはやはりトイレ問題だ。女性を釣りに連れていくこともたまにあるんだけど、場所は気使うもんな。一人で行くときは穴場のサーフが多いけど、トイレなんかあるわけないし、したくなったらそこらで垂れ流し。おっさんならどうでもいいが、うら若き女性にそんな事させられるわけもなく、おとなしく設備整った堤防をチョイスするよね。

まだ4巻までだとそこらへんの描写はないけど、作者のTwitter見る限り、今後そういった話題も出てくるようだ。


キャンプブームのように釣りブームくるかなあ。

釣り未経験の人に聞くと、やっぱ敷居高く感じるみたいなんだよな。

キャンプならキャンプ場いって、道具なくても借りたり、コテージとかの選択肢もあるけど、釣りってそういう場所が少ないよね。

海釣り公園や釣り堀的な所もちらほらあるけど、道具借りても釣り方わからないし、そもそもなに釣れるの?とか。

魚釣れてもさばけないし、生臭いし、毒ある魚も結構いるし。

・・・やべえ釣りって敷居の高さハンパないな。子供の頃父親に教わって、という流れが最近はなくなってるのかな。

自分が釣りにハマったのは、釣り自体が楽しいのはもちろんなんだけど、やっぱ仲の良い釣り友達がいたからだしな。こういうマンガやアニメで釣りに興味もって友達と行ってみて欲しいよね。

安い道具で十分だしね。仕掛けだって最初は適当でいいんだよ。魚の居場所やエサの種類がある程度わかってきたら、一般的な仕掛けもいいけど、独自に考案した仕掛けを試したりして、一喜一憂して。みんなでわいわい試行錯誤してやる釣りが一番楽しいからな。