目次
概要
CentOS7の標準リポジトリだとPHP5.4がインストールされるため、remiリポジトリを適用し、PHP7.2をインストールする。
epel(Extra Packages for Enterprise Linux)のインストール
remiリポジトリを追加する前にepel(Extra Packages for Enterprise Linux)の追加が必要なため、インストール。
# yum -y install epel-release
remiリポジトリのインストール
remiリポジトリの追加
# rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
PHP7.2のインストール
remiリポジトリを追加すると/etc/yum.repos.d以下にremiリポジトリのファイルが追加される。
今回はPHP7.2をインストールするため、remi-php72.repoを編集
# vi /etc/yum.repos.d/remi-php72.repo
[remi-php72]
name=Remi's PHP 7.2 RPM repository for Enterprise Linux 7 - $basearch
#baseurl=http://rpms.remirepo.net/enterprise/7/php72/$basearch/
#mirrorlist=https://rpms.remirepo.net/enterprise/7/php72/httpsmirror
mirrorlist=http://cdn.remirepo.net/enterprise/7/php72/mirror
priority=1 # 追加
enabled=1 # enabled=0を1に変更
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-remi
7.2以外を入れる場合は、対応するファイル名の同じ箇所を編集する。
priority=1を追加してyum install phpとしたときに7.2が選択されるようにしている。yum install php72の様にバージョン番号を指定してインストールする場合はこの設定は不要。
※ priorityの指定無しでyum install時に–enablerepoで指定してもいいが、今回はPHPのバージョンを混在させるつもりがないため、php72を優先にしてインストールを行う。
※priorityは数字が少ないほど優先順位が高くなるため、すでに他のバージョンで少ない数字が指定されている場合は、優先したいバージョンが最優先になるように調整が必要。
※すでに古いバージョンのPHPでサービスを稼働させている場合はpriorityで指定したバージョンのPHPが標準で選択される事に注意。yum updateでメジャーバージョンが変更される可能性があります。
PHPバージョン確認
# yum info php
Versionが7.2になっていることを確認。
インストール実行
# yum install php
その他モジュールが必要な場合は適時インストールを行います。
wordpressでよく使うモジュールだと以下の様な感じ。
# yum install php-mbstring php-gd php-opcache php-xml php-mysqlnd
以上