シロハツは、白色から汚白色の大型のベニタケ属のきのこです。林内の地上に発生し、傘は成長すると中央がくぼみ、土や落ち葉をかぶったまま大きく開くことがあります。ひだは白色からクリーム色で、柄は太く短めに見えることが多い種類です。
白いベニタケ類には似た種類が多く、シロハツモドキやツチカブリ類などとの区別が問題になります。傘と柄のつながり、ひだの密度、乳液の有無、変色、においなどを確認して判断します。
- よみ
シロハツ
- 分類
ベニタケ科ベニタケ属
- 概要
白色から汚白色の大型のベニタケ類。林床に発生し、傘は中央がくぼみ、白色からクリーム色のひだをもつ。似た白色きのこが多く、写真だけでの確定は難しい。
- 見分け方
傘は白色から汚白色で、成長すると中央がくぼみ、大型になる。ひだは白色からクリーム色で、柄は太く短め。ベニタケ属らしく肉はもろい。乳液が出るチチタケ属とは区別する必要がある。
- 似ている種類
シロハツモドキ、ケシロハツ、ツチカブリ類など白い大型きのこと紛らわしい。ひだの密度、柄へのつき方、乳液の有無、変色、におい、発生環境を確認する。傘と柄の境目が見えない写真では特に判断が不安定になる。
- 観察できる時期
夏から秋。梅雨明け前後から秋雨の時期に林内で見つかることがある。
- 観察できる環境
広葉樹林や針広混交林、雑木林の林床。落ち葉や土を押し上げるように発生し、複数個体がまとまって見つかることがある。
- 季節ごとの差異
湿った時期は大型個体が目立ちやすい。白い傘は土や落ち葉で汚れやすく、老成すると傷みや黄ばみが出る。
- 注意点
白い大型きのこは似た種類が多く、採食判断には向かない。食用とされる情報があっても、写真だけで判断せず、乳液や変色などを確認できない個体は食べない。この記録は仮同定の観察記録として扱う。