2026.06.27

ホコリタケを食べてみた|白い断面を確認してバターソテーに

キノコ類は、しっかり同定できないものを食べるのが難しい。とくに野生キノコは似た種類も多く、図鑑や写真だけで判断すると危ないことがある。

キノコ採集はまだ初心者なので、今回は比較的わかりやすいとされるホコリタケを3つだけ持ち帰ってみた。食べる前提で選んだのは、まだ若く、形がしっかりしているもの。ホコリタケは身近な林床や道ばたでも見られるキノコで、幼菌のうちは食用にされることがある。

森の落ち葉の上に出ているホコリタケ
落ち葉の間に出ていたホコリタケ。丸く、表面に細かな突起がある。

ホコリタケは断面が白い若い個体だけを食べる

ホコリタケを食用にする場合、よく確認されるのが断面の色。半分に切って、中身が均一に白い若い個体は食用とされる。一方で、内部が黄色っぽい、茶色っぽい、粉っぽい、空洞がある、虫食いがあるものは食べないほうがいい。

今回持ち帰った3つのうち、2つは虫食いで中が空洞になっていた。食べたのは、断面が白く、傷みの少なかった1つだけ。野生キノコは少しでも迷う点があれば食べない、という判断を優先したい。

半分に切ったホコリタケの白い断面
半分に切ったホコリタケ。中が白いものだけを調理した。

ホコリタケをバターソテーにして食べてみた

調理はシンプルに、薄くスライスしてバターでソテーした。ホコリタケ自体に強い香りやクセは少ないので、まずはバターだけで味を見てみることにした。

ホコリタケをバターでソテーしている様子
薄く切ったホコリタケをバターでソテーする。

食感は「はんぺんのよう」と言われることが多いらしい。実際に食べてみると、たしかにはんぺんに近い。ふわっとしていて、少し弾力があり、味はとても淡い。クセがないぶん、バターの香りがよく合って、ほんのり甘みも感じた。

バターソテーしたホコリタケを皿に盛ったところ
バターソテーにしたホコリタケ。淡い味で、食感はかなりはんぺんに近い。

初めて食べるキノコとしては扱いやすいが、無理はしない

ホコリタケは身近に見られて、若い個体なら特徴もつかみやすい。キノコを食べてみたい初心者にとって、比較的入り口にしやすい種類だと感じた。

ただし、野生キノコを食べる以上、同定と状態確認は必須。ホコリタケらしく見えても、古いもの、内部が変色したもの、虫食いのあるものは避ける。食べる場合も少量から、必ず十分に加熱する。観察して、切って確認して、少しでも不安があれば食べない。このくらい慎重でちょうどいい。