2026.07.12

アイタケでキッシュを作ってみた|林道で採集したきのこの料理

林道で見つけたアイタケを少し持ち帰り、ほうれん草、玉ねぎ、ベーコンと合わせてキッシュにしてみた。アイタケは味や香りの主張が穏やかなので、きのこがあまり得意ではない人でも食べやすい料理になった。

雨の少ない林道で見つけたアイタケ

見つけた場所は、針葉樹の落ち葉が積もった林道沿い。1週間ほどまとまった雨が降っていなかったにもかかわらず、アイタケは元気にいくつも発生していた。

林道の落ち葉の上に発生したアイタケ
雨の少ない時期にも林道沿いで見られたアイタケ。

今回の観察だけで「乾燥に強いきのこ」とは判断できないが、地表が乾いて見える時期でも、土の中に水分が残っていたり、発生に適した条件がそろったりすることはありそうだ。状態の良いものを少量だけ選び、持ち帰って調理することにした。

調理前にまな板へ置いたアイタケ
持ち帰ったアイタケ。青緑色を帯びた、ひび割れ模様の傘が目立つ。

アイタケのキッシュの作り方

アイタケはバターソテーにしてもよさそうだが、今回は卵やチーズと一緒に食べられるキッシュにした。まず、土や汚れを落としたアイタケを食べやすい厚さにスライスする。

キッシュ用にスライスしたアイタケ
アイタケの傘と柄を食べやすい大きさに切る。

フライパンにバターを溶かし、アイタケ、ほうれん草、玉ねぎ、ベーコンを炒める。全体に火が通ったら、コンソメと塩で軽く味を調えた。

アイタケとほうれん草、玉ねぎ、ベーコンを炒めている様子
アイタケと具材をバターで炒め、コンソメと塩で味付けする。

卵と牛乳を混ぜて卵液を作る。本来は生クリームを使うレシピが多いが、今回は牛乳で軽めに仕上げた。パイ皿に敷いたパイ生地へ炒めた具材と卵液を流し入れ、チーズをのせる。

パイ生地にアイタケと具材、卵液を流し入れたキッシュ
パイ生地に具材と卵液を入れ、オーブンで焼く前の状態。

あとはオーブンで約15分、表面に焼き色がつき、卵液が固まるまで加熱して完成。使用するオーブンや型の大きさによって焼き時間は変わるので、中心まで火が通っていることを確認する。

焼き上がったアイタケとほうれん草のキッシュ
香ばしく焼き上がったアイタケのキッシュ。

アイタケをキッシュで食べた感想

アイタケは、強い香りや味を前面に出すタイプのきのこではなかった。「アイタケでなければ作れない料理」という感じではないものの、卵やバター、ベーコンの風味になじみ、普通においしく食べられた。きのこの風味が苦手な人にも比較的すすめやすい食べ方だと思う。

青緑色を帯びた傘と独特のひび割れ模様は観察しやすく、身近な林でも出会えるのがアイタケの面白さ。ただし、野生きのこの食用判断は見た目だけではできない。複数の特徴を確認して確実に同定し、傷んだ個体は避け、十分に加熱する。少しでも判断に迷う場合は食べないことが大切だ。

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