シロキクラゲは、白色から半透明のゼリー状の子実体をつくるきのこです。湿った枯れ木や倒木上で見られ、雨後にはみずみずしく膨らんだ姿になります。薄い花びらや氷のかけらが重なったような形に見えることがあります。
乾燥すると縮み、雨や湿気で再び膨らむため、同じ場所でも状態によって印象が変わります。白く透明感のあるゼリー質、枯れ木上に出ること、ひだや傘柄の形をもたないことが観察の手がかりです。
- よみ
シロキクラゲ
- 分類
シロキクラゲ目シロキクラゲ科
- 概要
白色から半透明のゼリー状の子実体をつくるきのこ。湿った枯れ木や倒木上に発生し、雨後にみずみずしく目立つ。
- 見分け方
子実体は白色から半透明で、ゼリー質。薄い葉状・花びら状のかたまりが重なるように見える。傘と柄、ひだをもつ一般的なきのこの形ではなく、湿った木材上に出る。
- 似ている種類
ハナビラニカワタケ、白っぽいニカワタケ類、変形菌などと紛らわしいことがある。質感、発生基質、色、形の立ち上がり方を確認する。乾燥や老成で形が変わりやすい。
- 観察できる時期
梅雨から秋。湿度の高い時期や雨後に見つけやすい。
- 観察できる環境
広葉樹などの枯れ木、倒木、枝、湿った樹皮上。コケや地衣類のある湿った木肌で見つかることがある。
- 季節ごとの差異
雨後は透明感のあるゼリー状に膨らむ。乾燥すると縮んで目立たなくなり、湿ると再び膨らむ。
- 注意点
食用として扱われることもあるが、似たゼリー状の菌類もある。野外個体は写真だけで食用判断せず、観察記録として扱う。枯れ木上の小さな個体は採らずに残したい。