キノコ類は、しっかり同定できないものを食べるのが難しい。とくに野生キノコは似た種類も多く、図鑑や写真だけで判断すると危ないことがある。
キノコ採集はまだ初心者なので、今回は比較的わかりやすいとされるホコリタケを3つだけ持ち帰ってみた。食べる前提で選んだのは、まだ若く、形がしっかりしているもの。ホコリタケは身近な林床や道ばたでも見られるキノコで、幼菌のうちは食用にされることがある。

ホコリタケは断面が白い若い個体だけを食べる
ホコリタケを食用にする場合、よく確認されるのが断面の色。半分に切って、中身が均一に白い若い個体は食用とされる。一方で、内部が黄色っぽい、茶色っぽい、粉っぽい、空洞がある、虫食いがあるものは食べないほうがいい。
今回持ち帰った3つのうち、2つは虫食いで中が空洞になっていた。食べたのは、断面が白く、傷みの少なかった1つだけ。野生キノコは少しでも迷う点があれば食べない、という判断を優先したい。

ホコリタケをバターソテーにして食べてみた
調理はシンプルに、薄くスライスしてバターでソテーした。ホコリタケ自体に強い香りやクセは少ないので、まずはバターだけで味を見てみることにした。

食感は「はんぺんのよう」と言われることが多いらしい。実際に食べてみると、たしかにはんぺんに近い。ふわっとしていて、少し弾力があり、味はとても淡い。クセがないぶん、バターの香りがよく合って、ほんのり甘みも感じた。

初めて食べるキノコとしては扱いやすいが、無理はしない
ホコリタケは身近に見られて、若い個体なら特徴もつかみやすい。キノコを食べてみたい初心者にとって、比較的入り口にしやすい種類だと感じた。
ただし、野生キノコを食べる以上、同定と状態確認は必須。ホコリタケらしく見えても、古いもの、内部が変色したもの、虫食いのあるものは避ける。食べる場合も少量から、必ず十分に加熱する。観察して、切って確認して、少しでも不安があれば食べない。このくらい慎重でちょうどいい。