Species

オオミズアオ

人家周辺、公園、雑木林
枝にとまり傷んだ淡い青緑色の翅を広げる雄と思われるオオミズアオ
よみ

おおみずあお

分類

チョウ目ヤママユガ科オオミズアオ属

概要

オオミズアオは、淡い青緑色の大きな翅を持つヤママユガの仲間です。後翅には長い尾状突起があり、前翅と後翅に小さな眼状紋があります。夜行性で灯りに飛来することがあり、昼間は樹木や建物などで翅を休めている姿が見られます。

見分け方

翅は淡い青緑色で、前翅の前縁には紫褐色の帯があります。後翅は尾状に長く伸び、各翅に透明感のある眼状紋があります。体は白い毛に覆われます。雄の触角は幅広い羽毛状で、雌ではより細く見えます。

似ている種類

オナガミズアオによく似ます。翅の外縁の形、眼状紋の大きさと形、静止姿勢、触角など複数の特徴を合わせて識別します。翅が傷んだ個体や写真の角度によっては区別が難しいため、無理に断定しません。

観察できる時期

地域差がありますが、主に春から初夏と夏に成虫が見られます。暖地では年2回発生することがあり、夜間の灯火周辺でも観察できます。

観察できる環境

雑木林、公園、庭園、人家周辺など。幼虫はサクラ類、カエデ類、ハンノキ類、ブナ科樹木など、さまざまな広葉樹の葉を食べます。

季節ごとの差異

春から夏に羽化した成虫が現れます。成虫は口器が退化しており、幼虫期に蓄えた栄養で活動します。秋には落ち葉などを利用して繭を作り、蛹で越冬する個体が見られます。

注意点

人を刺したり咬んだりする昆虫ではありません。翅の鱗粉は触れると落ちやすく、特に弱った個体や翅が傷んだ個体は持ち上げず、静かに観察してください。灯火に来た個体を外へ移す必要がある場合も、翅をつかまないようにします。

観察記録