Species

キアゲハ

動物・昆虫、昆虫、虫 公園、川、草地
草地の植物の茎につかまる黄緑色の体に黒い帯と橙色の斑があるキアゲハの幼虫

キアゲハは、平地から山地まで広く見られるアゲハチョウ科のチョウです。成虫は黄色い翅に黒い帯が入り、後翅には青色や橙色の斑と尾状突起があります。

幼虫はセリ、シシウド、ミツバ、ニンジン、パセリなどのセリ科植物を食草とします。成長した幼虫は黄緑色の体に黒い横帯が並び、その中に橙色の斑が入るため、成虫とは異なる姿も大切な観察ポイントです。

よみ

きあげは

分類

チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ属(Papilio machaon hippocrates)

概要

平地から山地までの草地や河川敷、畑、公園などで見られる。成虫は黄色い翅に黒い帯が入り、幼虫はセリ科植物を食べる。北海道・本州・四国・九州に分布する。

見分け方

成虫は黄色地に黒い縞模様があり、後翅に青色と橙色の斑、尾状突起を持つ。成長した幼虫は黄緑色で、黒い横帯の中に橙色の斑が並ぶ。幼虫は太く、目立つ毛や尾端の角はない。

似ている種類

成虫はアゲハ(ナミアゲハ)などと似るが、キアゲハは黄色味が強く、翅の基部まで黒い筋模様が目立つ。幼虫は他のアゲハ類と異なり、黄緑・黒・橙色の横縞が明瞭で、食草がセリ科であることも手掛かりになる。

観察できる時期

成虫は主に春から秋。幼虫も春から秋に見られ、暖地では年に複数回発生する。

観察できる環境

日当たりのよい草地、河川敷、畑、公園、山地の開けた場所。幼虫はセリ、シシウド、ミツバ、ニンジン、パセリなどのセリ科植物上で見られる。

季節ごとの差異

春:越冬蛹から成虫が現れる
初夏:成虫、卵、幼虫を観察しやすい
夏:夏型の成虫や成長した幼虫が見られる
秋:地域によって幼虫や成虫が見られ、蛹で越冬準備に入る

注意点

幼虫は刺激を受けると頭部付近から橙色の臭角を出すため、強くつかんだり繰り返し刺激したりしない。家庭菜園のセリ科作物で見つかることがあるが、観察する場合は食草を必要以上に傷めず、農薬の扱いにも注意する。

観察記録

草地