Species

ニホンザル

哺乳類 人家周辺、山道、雑木林
冬枯れの草地がある道路脇に立つニホンザル
よみ

ニホンザル

分類

霊長目オナガザル科マカク属(Macaca fuscata)

概要

ニホンザルは日本固有の霊長類で、本州・四国・九州と周辺の島々に分布します。灰褐色から褐色の体毛に覆われ、顔と尻の皮膚には毛が少なく赤みがあります。尾は短く、森林を中心に群れで生活しますが、食べ物を求めて林縁、山道、農地、人家周辺へ出ることもあります。

見分け方

成獣は頭胴長がおよそ47〜60cmで、尾は7〜12cmほどと短いのが特徴です。灰褐色の体毛、毛のない赤みのある顔と尻、ずんぐりした体つきを確認します。冬は長い毛が密になり、全体にふっくら見えます。写真では短い尾と赤い尻、灰褐色の冬毛が識別の手掛かりになります。

似ている種類

外来のタイワンザルなど同じマカク属のサルは尾がより長い傾向があります。ただし交雑個体を含め、外見だけで確実に判別できない場合があります。通常の分布域から外れた場所や飼育施設周辺で見た個体は、自治体や専門機関の情報も確認してください。

観察できる時期

一年を通して観察できます。秋から冬は繁殖期にあたり、冬は厚い冬毛になります。

観察できる環境

常緑広葉樹林や落葉広葉樹林などの森林を中心に、林縁、山道、河畔、農地、人家周辺にも現れます。

季節ごとの差異

春:新芽や若葉を食べ、出産期を迎えます。
初夏:子を抱いた母ザルが見られることがあります。
梅雨:葉、果実、昆虫などを利用して森林内で活動します。
夏:果実や昆虫などを食べ、木陰や林内で過ごします。
秋:木の実や果実を利用し、繁殖期が始まります。
冬:厚い冬毛になり、樹皮、冬芽、残った果実などを食べます。餌を求めて道路脇や集落近くに出ることもあります。

注意点

野生のニホンザルには近づかず、取り囲んだり、目を合わせ続けたりしないでください。食べ物を見せず、絶対に餌を与えないことが重要です。刺激せず静かに距離を取り、子どもやペットも近づけないでください。人家周辺に居続ける、威嚇する、けが人が出るおそれがある場合は、自治体や警察へ連絡してください。

観察記録

山道