Species

ギンカクラゲ

その他水生動物 海岸
礫浜に漂着した銀白色の円盤と青い縁を持つギンカクラゲ
よみ

ぎんかくらげ

分類

刺胞動物門ヒドロ虫綱花クラゲ目ギンカクラゲ科ギンカクラゲ属(Porpita porpita)

概要

ギンカクラゲは、暖かい海の表面を浮かんで暮らすヒドロ虫の仲間です。一見すると1匹のクラゲに見えますが、銀白色の円盤状の浮体の下に、役割の異なる多数の個虫が集まって生活する群体です。風や海流の影響を受けやすく、海岸へまとまって漂着することがあります。

見分け方

ほぼ円形で平たい銀白色の円盤があり、表面には中心から外側へ伸びる細かな放射状の模様が見えます。円盤の周縁から下面にかけて青色の個虫や触手が並ぶのが特徴です。漂着後に乾燥すると青色が薄れ、円盤だけが目立つことがあります。

似ている種類

カツオノカンムリも青色を帯びて海面を漂いますが、楕円形の浮体に帆のような板状部が立ち上がります。ギンカクラゲの浮体は円形で平たく、目立つ帆がありません。カツオノエボシは袋状の浮き袋と長い触手を持ち、強い刺毒があるため、漂着して形が崩れた個体は触らずに観察します。

観察できる時期

主に春から秋。暖流の影響を受ける海岸では、向岸風や荒天の後に漂着個体を見つけることがあります。

観察できる環境

暖かい海の表層を漂い、風や海流によって砂浜や礫浜などの海岸へ打ち上げられます。

季節ごとの差異

春:暖流の影響を受ける海岸で漂着が見られることがあります。
夏:海面で活動する時期で、まとまった漂着が起こることがあります。
秋:風向きや海況によって海岸で見つかることがあります。
冬:観察機会は少なめですが、海流や地域によっては漂着する可能性があります。

注意点

触手や個虫には刺胞があります。カツオノエボシほど強い刺毒ではないとされますが、刺激や皮膚反応には個人差があります。死んだ個体や乾燥した漂着物も素手で触らず、子どもやペットが触れないようにしてください。青い漂着生物には強い刺毒を持つ種類もいるため、外見だけで安全と判断しないことが大切です。

観察記録

礫のある海岸