- よみ
どいつとうひ
- 分類
マツ目マツ科トウヒ属
- 概要
ドイツトウヒは、ヨーロッパ原産の常緑針葉高木です。オウシュウトウヒ、ヨーロッパトウヒ、ノルウェートウヒとも呼ばれます。日本では公園や庭園、防風林などに植えられ、大木になると小枝がカーテンのように垂れ下がる独特の樹形が目立ちます。
- 見分け方
樹冠は円錐形で、横に伸びた主枝から細い小枝が長く垂れ下がります。葉は濃緑色の針状で、枝の周囲に放射状につきます。球果は細長い円柱形で、成熟すると褐色になり、枝から下向きに垂れ下がります。成木の樹皮は灰褐色から赤褐色で、細かな鱗片状に割れます。
- 似ている種類
トウヒ、エゾマツ、アカエゾマツなどのトウヒ属に似ます。ドイツトウヒは長い球果が下向きに垂れ、小枝も長く下垂することが大きな手掛かりです。モミ属の球果は枝の上に直立し、成熟すると樹上で崩れるため区別できます。
- 観察できる時期
常緑樹のため一年を通して葉と樹形を観察できます。球果は夏に緑色から褐色へ成熟し、その後も枝や地上で見つかります。
- 観察できる環境
原産地ではヨーロッパの冷涼な森林に生育します。日本では寒冷地を中心に、公園、庭園、学校、並木、防風林などへ植栽されています。
- 季節ごとの差異
春に新芽が伸び、若い葉は明るい緑色です。夏から秋に球果が成熟し、褐色になります。冬も濃緑色の葉を保ち、雪をまとった円錐形の樹冠が目立ちます。
- 注意点
大木の下では、強風時の落枝や落下する球果に注意してください。樹皮や枝から出る樹脂は衣服や手につくと落ちにくいことがあります。公園や施設内の球果・枝は、管理者の許可なく採取しないでください。
Species
ドイツトウヒ
樹木
公園