- よみ
かぶとむし
- 分類
コウチュウ目コガネムシ科カブトムシ属
- 概要
カブトムシは、日本の夏を代表する大型の甲虫です。成虫は主に夜間、クヌギやコナラなどの樹液に集まります。雄は頭部と胸部に大きな角を持ち、雌には角がありません。幼虫は腐葉土や朽ち木の下で育ち、土中で蛹になります。
- 見分け方
体は赤褐色から黒褐色で、丸みと厚みがあります。雄は頭部に先が枝分かれした大きな角、胸部に短い角を持ちます。雌は角がなく、雄より上翅の表面に細かな毛が多く見えることがあります。脚は太く、脛節に鋭い突起があります。
- 似ている種類
コカブトムシやサイカブト類など、黒褐色で厚みのある甲虫と似ることがあります。コカブトムシはずっと小型で、雄の角も短く、上翅に明瞭な点刻があります。雌のカブトムシは角がないため、体の大きさ、丸み、脚の形を合わせて確認します。
- 観察できる時期
成虫は主に6月から8月に見られ、地域や標高によっては9月頃まで観察できます。樹液の出る木では夕方から夜間、早朝に出会いやすく、日中に残っている個体もいます。
- 観察できる環境
クヌギやコナラを含む雑木林、公園、里山、人家周辺の樹林。幼虫は腐葉土、堆肥、朽ち木が分解した土の中などで育ちます。
- 季節ごとの差異
初夏に地中から成虫が現れ、夏に樹液へ集まります。雌は夏の間に腐葉土などへ産卵し、ふ化した幼虫は秋から翌春まで土中で成長します。春に蛹室を作り、初夏に羽化します。
- 注意点
脚の爪や脛の突起が皮膚や衣服に強く引っかかるため、無理に引き離さないでください。観察後は元いた場所へ静かに戻し、樹液場を壊したり過度に採集したりしないようにします。飼育個体や別地域で採集した個体を野外へ放さないでください。
Species
カブトムシ
虫
コナラ林、人家周辺、公園、雑木林