Species

クルマバッタモドキ

昆虫 公園、河口、草地
草地で両手に載せて背面を観察した褐色型のクルマバッタモドキ
よみ

クルマバッタモドキ

分類

バッタ目バッタ科クルマバッタモドキ属(Oedaleus infernalis)

概要

クルマバッタモドキは、北海道、本州、四国、九州などに分布する中型から大型のバッタです。河川敷、造成地、公園などの背の低い草地や、地面がところどころ露出した乾いた環境に生息します。体色は褐色型と緑色型があり、周囲の地面や枯れ草に紛れます。イネ科植物の葉を食べ、成虫は夏から晩秋まで見られます。

見分け方

前胸背面には淡色の線がX字形に見える模様があります。頭部から前胸の背面はクルマバッタほど強く盛り上がらず、横から見るとほぼ直線状かややくぼみます。後翅には幅広い黒色帯があり、飛び立ったときに車輪状の模様として見えます。写真では褐色の体、前胸背面の淡色紋、後脚の斑紋が確認できます。

似ている種類

クルマバッタによく似ます。クルマバッタは前胸背面が弓なりに高く盛り上がりますが、クルマバッタモドキは盛り上がりが弱く、背面の輪郭が直線状か少しくぼみます。トノサマバッタやマダラバッタにも似るため、前胸背面の形とX字形の紋、飛翔時の後翅の帯を合わせて判断します。

観察できる時期

幼虫はおもに春から夏、成虫は7月ごろから11月ごろまで見られます。晴れて暖かい日は草地や裸地で活発に活動します。

観察できる環境

河川敷、堤防、公園、造成地、畑の周辺など、背の低いイネ科草本が生える明るい草地や半裸地。

季節ごとの差異

春:卵から幼虫が現れ、背の低い草地で成長します。
初夏:幼虫が脱皮を重ね、成虫になる個体が増えます。
夏:成虫が活発に飛び、イネ科植物を食べます。
秋:成虫が引き続き見られ、雌は地中に産卵します。
冬:卵で越冬し、成虫は見られません。

注意点

観察時は強く握らず、後脚や翅を傷めないよう短時間で元の場所へ戻します。草地の刈り取りや踏み荒らしは生息場所を失わせるため、植生を傷めないように観察してください。農薬が使われる場所では植物や昆虫に触れた後に手を洗います。

観察記録

草地