- よみ
にほんかなへび
- 分類
トカゲ目カナヘビ科カナヘビ属(Takydromus tachydromoides)
- 概要
北海道から九州と周辺の島々に広く分布する日本固有の爬虫類。平地から低山の草地、やぶ、林縁、庭先などで普通に見られる。日光浴をしながら体温を上げ、昆虫やクモなどを捕食する。
- 見分け方
全長はおよそ18〜25cmで、尾が全長の約3分の2を占めるほど長い。背面は褐色から暗灰褐色で、体側に暗色の縦条と、その下に白色または黄白色の線が見られる。鱗は細かくざらついた印象で、体は細長い。
- 似ている種類
ニホントカゲ類と混同されやすい。ニホンカナヘビは鱗の光沢が弱くざらつき、体と尾が細長い。一方、ニホントカゲ類は鱗が滑らかで光沢が強く、体つきがより太い。幼体のニホントカゲ類は尾が鮮やかな青色になることが多い。
- 観察できる時期
主に春から秋に活動し、日当たりのよい場所で日光浴する姿が見られる。地域や気温によるが、5月から10月ごろは特に観察しやすい。寒い時期は地中や落ち葉の下などで越冬する。
- 観察できる環境
平地から低山地の草地、やぶ、林縁、河川敷、公園、庭先などに生息する。日光浴できる開けた場所と、草むらや落ち葉などの隠れ場所が隣接する環境を好む。
- 季節ごとの差異
春:越冬から目覚め、日当たりのよい場所で活動を始める。
初夏:繁殖期に入り、草地や林縁で活発に動く。
夏:昆虫やクモを捕食し、幼体も見られる。
秋:晴れた日に日光浴し、寒くなると越冬場所へ移る。
冬:地中や落ち葉の下などで越冬する。- 注意点
人に毒はなく、通常は危険のない生き物。敵に襲われると尾を自切して逃げるため、観察時は捕まえたり追い回したりせず、離れて静かに見る。草刈りや落ち葉の除去では、隠れている個体や卵を傷つけないよう注意する。地域によっては個体群が減少しているため、生息場所を荒らさない。
Species
ニホンカナヘビ
爬虫類
人家周辺、草地、雑木林