- よみ
おにぐるみ
- 分類
クルミ目クルミ科クルミ属
- 概要
オニグルミは、日本の山野に自生する落葉高木です。川沿いや湿り気のある場所に多く、夏には緑色の果実を房状につけ、秋に成熟します。硬い殻の中の種子は食用になりますが、栽培種のクルミより殻が厚く、実を取り出しにくいのが特徴です。
- 見分け方
葉は大きな奇数羽状複葉で、縁に細かな鋸歯のある小葉が対になって並びます。果実は直径3〜4cmほどのほぼ球形から卵形で、緑色の厚い外皮に包まれ、数個まとまってつきます。樹皮は灰褐色で、成木では縦に深く割れます。葉柄や若い枝、果実の表面には細かな毛が見られます。
- 似ている種類
サワグルミや栽培されるテウチグルミなどと似ます。サワグルミは果実が小さく翼を持ち、長い房状に多数つくため、丸く大きな果実をつけるオニグルミと区別できます。テウチグルミは一般に殻が比較的薄く、葉や果実の形も異なります。
- 観察できる時期
葉は春から秋、花は春、緑色の果実は初夏から夏、成熟した果実は秋に観察できます。冬は樹皮や枝先の葉痕が識別の手掛かりになります。
- 観察できる環境
北海道から九州の川沿い、沢沿い、湿った林縁や低地。日当たりがあり、適度に湿った場所で大きく育ちます。
- 季節ごとの差異
春に葉の展開とともに花をつけ、夏には緑色の果実が大きくなります。秋になると外皮が褐色に変化して果実が落下し、葉は黄葉して落ちます。
- 注意点
未熟な果実は食用にしません。成熟した種子を利用する場合も、私有地や公園、保護区域などでは採取の可否を確認してください。硬い殻を割る際は破片や刃物によるけがに注意し、クルミアレルギーのある人は食べないでください。果実の外皮は手や衣服を強く染めることがあります。
Species
オニグルミ
樹木
沢沿い